TOEIC対策は、公開テスト日から逆算して「公式問題で形式に慣れる」「弱点をつぶす」「英語に触れる量を増やす」を分けて考えると選びやすくなります。オンライン英会話だけでスコア対策を完結させるより、目的に応じて英語コーチングや教材アプリを組み合わせるほうが、料金と学習時間のムダを減らしやすいです。
この記事では、2026年5月21日時点の公式情報をもとに、DMM英会話、レアジョブ英会話、ネイティブキャンプ、Bizmates、EF English Live、スタディサプリENGLISH、PROGRIT、トライズ、ENGLISH COMPANYを比較します。ランキングではなく、「TOEIC L&Rの点数を上げたい人」「会話も同時に伸ばしたい人」「短期で学習管理を任せたい人」が、申込前に見るべき条件を整理します。
まずTOEIC公式日程から逆算する
TOEIC対策サービスを選ぶ前に、受験予定日と申込締切を確認しましょう。IIBC公式の TOEIC Listening & Reading Test では、2026年7月12日実施回、2026年8月23日実施回などの直近日程と申込状況が案内されています。2026年度の公開テストは毎月実施され、会場によって受験できる日程が異なるため、 2026年度TOEIC Program公開テスト日程について と受験地別日程を見て、まず「本番まで何週間あるか」を決めてください。
受験料は、紙の公式認定証を希望する場合が7,810円(税込)、希望しない場合が7,700円(税込)です。リピート受験割引は2026年12月の試験日まで6,710円、2027年1月以降は7,150円と案内されています。スコア提出期限がある人は、受験料だけでなく、結果表示日、デジタル公式認定証の発行予定日、紙の認定証が必要かも確認しておくと安心です。
比較対象と選び方の全体像
今回比べるのは、毎日の発話量を増やしやすいオンライン英会話、学習計画を伴走してもらう英語コーチング、TOEIC形式の反復に向く教材アプリです。TOEIC L&Rはリスニングとリーディングのテストなので、会話レッスンを増やすだけではPart 5、Part 6、Part 7の処理速度や語彙の穴が残ることがあります。一方で、リスニング音声に慣れたい人、仕事で英語を使う予定がある人には、オンライン英会話の発話練習も意味があります。
| 候補 | 詳細を見る | 料金・内容の目安 | 確認すべき条件 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| DMM英会話 | スタンダード毎日1レッスンは2カ月目以降6,980円、月8回は4,880円。ビジネス英会話オプションは月3,000円 | 初月特典後の月額、予約上限、ビジネス教材の必要性 | 低予算で毎日25分の発話を増やしたい人 | |
| レアジョブ英会話 | 日常英会話毎日25分は7,980円、ビジネス英会話毎日25分は12,980円 | ビジネス認定講師、教材範囲、ネイティブパスの有無 | 会議・交渉など仕事の会話も強化したい人 | |
| ネイティブキャンプ | プレミアムプラン7,480円、ファミリープラン1,980円。回数無制限の今すぐレッスンが特徴 | 予約にはコインが必要な点、TOEIC教材の範囲 | 短時間でも何度も話したい人 | |
| Bizmates | 毎日25分13,200円、毎日50分19,800円 | TOEIC専門ではなくビジネス英会話特化である点 | 昇進・海外業務に備えた実務英語を鍛えたい人 | |
| EF English Live | 月額10,900円。月4回までのプライベートレッスンと月30回までのグループレッスン | グループ中心か、個別添削が必要か | 海外講師・グループ授業にも慣れたい人 | |
| スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策 | ベーシックプラン月額3,278円。TOEICテスト20回分相当の問題、短い講義動画 | Web申込とアプリストア申込の料金差、キャンペーン期限 | まず形式演習と講義で自習したい人 | |
| PROGRIT TOEIC L&R TESTコース | 2カ月457,600円、3カ月632,500円。TOEIC IPテスト2回、専任コンサルタント | オンライン英会話は別契約の場合がある点、分割手数料 | 短期で学習時間と弱点管理を外注したい人 | |
| トライズ TOEIC L&R対策プログラム | 2カ月集中。公式FAQではTOEIC L&R対策プログラム396,880円(税込)と案内 | 料金改定、保証条件、海外在住時のIPテスト扱い | TOEIC特化で診断と伴走を受けたい人 | |
| ENGLISH COMPANY | 中級セミパーソナルは3カ月231,000円、パーソナルトレーニングは561,000円から | TOEIC専用ではなく英語力全体を鍛える設計である点 | TOEIC 500〜700点台から実用英語も伸ばしたい人 |
料金はキャンペーン、決済方法、申込経路で変わることがあります。特に初月割引、無料体験、分割払い、教材費、入会金、返金保証、教育訓練給付制度は、公式ページの最新条件を確認してください。
オンライン英会話は「点数対策」より発話量と継続性で見る
オンライン英会話は、TOEICの点数だけを直接上げる道具というより、英語に触れる量を増やし、リスニングや反応速度を底上げする道具です。Part 3、Part 4の音声理解が苦手な人、英語会議や海外出張も視野に入れている人は、DMM英会話、レアジョブ英会話、ネイティブキャンプ、Bizmates、EF English Liveを比較する価値があります。
DMM英会話 は、月8回から毎日複数回まで幅があり、まず費用を抑えて英語を話す習慣を作りたい人に向きます。TOEIC直前期は、25分レッスンを「写真描写の説明」「会議トピックの要約」「ニュース音読の確認」に使うと、単なる雑談で終わりにくくなります。
レアジョブ英会話のビジネス英会話コース は、ビジネス認定講師や専用教材を使える点が特徴です。TOEICの設問形式そのものを毎日解く場ではありませんが、昇進・転職・海外業務のためにスコアと実務英語を同時に整えたい人には候補になります。
ネイティブキャンプ は、今すぐレッスンの回数無制限が強みです。公式教材ページには TOEIC対策 も用意されています。予約不要で短時間の発話を増やせる一方、希望講師の予約や一部教材の扱いは条件を確認しましょう。
Bizmates はビジネス特化型です。TOEIC L&Rの文法・読解を直接伸ばすというより、スコア提出後に実務で話す場面を想定したい人向けです。 EF English Live は、プライベートレッスンとグループレッスンを組み合わせたい人に合います。グループ授業は負荷が高いぶん、英語で聞き返す練習にもなります。
英語コーチングは「短期集中」と「自走できない弱点」に使う
英語コーチングは月額の安さでは選びにくい反面、学習時間、教材、弱点分析、進捗管理をまとめて設計してもらえるのが利点です。独学で何度も参考書を替えている人、残り2〜3カ月でスコア提出が必要な人、毎日の学習を自分だけで管理できない人は、オンライン英会話よりコーチングのほうが合う場合があります。
PROGRITのTOEIC L&R TESTコース は、TOEIC IPテスト受験2回、専用カリキュラム、毎日の学習サポート、週次面談を含む設計です。ただし、オンライン英会話サービスは別契約が必要な場合があると案内されています。スコア対策を中心に置きつつ、会話練習を足したい人は総額で見積もりましょう。
トライズ TOEIC L&R対策プログラム は、2カ月集中で、模擬試験、IPテスト、シャドーイング、単語力、速読力、英文法などを診断する構成です。公式ページには成果例もありますが、学習成果には個人差があるため、保証のように受け取らず、無料カウンセリングで現在スコア、目標スコア、学習可能時間を確認するのが現実的です。
ENGLISH COMPANY は、TOEIC専用講座というより、第二言語習得研究にもとづくトレーニングで英語力全体を伸ばす方向です。中級セミパーソナルコースはTOEIC 500〜700点台を目安に、3カ月で読む・聞く・話す・書くを組み合わせます。TOEICだけでなく、スコア取得後の会議・資料読解・メールにもつなげたい人に向きます。
教材アプリは「公式問題」と組み合わせる
TOEIC L&Rで点数を上げたいなら、形式慣れは避けられません。IIBC公式の 公式教材・問題集 は、ETSが制作・監修する教材として案内されています。公開テストを受ける前に、少なくとも1回は本番と同じ2時間で通し演習をして、Part 7の時間切れ、Part 3・4の先読み、Part 5の文法処理を確認しましょう。
スタディサプリENGLISHのTOEIC L&R TEST対策 は、講義動画と問題演習をスマホで回しやすいのが強みです。オンライン英会話で発話を増やしても、読解スピードや文法の穴は自動では埋まりません。費用を抑えたい人は、公式問題集か公式アプリで本番形式を確認し、スタディサプリのような教材アプリで毎日の弱点演習、オンライン英会話で発話という順番にすると整理しやすくなります。
向いている人・向いていない人
オンライン英会話が向いているのは、毎日25分なら続けられる人、リスニングの苦手意識が強い人、TOEIC後に英語会議や面接がある人です。DMM英会話やネイティブキャンプのように回数を増やしやすいサービスは、英語を口に出す抵抗を減らす目的に合います。レアジョブ英会話、Bizmates、EF English Liveは、ビジネス場面や海外講師とのやり取りまで見たい人に向きます。
一方、オンライン英会話が向いていないのは、残り1カ月でPart 5の正答率やPart 7の時間配分を上げたい人、宿題なしだと自習が止まる人、レッスンを予約して満足しやすい人です。この場合は、TOEIC公式教材、スタディサプリENGLISH、PROGRIT、トライズ、ENGLISH COMPANYのように、問題演習や学習管理を明確にできるサービスを優先してください。
英語コーチングが向いているのは、受験日が決まっていて、学習時間を週単位で確保でき、費用よりも短期の設計を重視する人です。向いていないのは、毎日学習する時間がほとんど取れない人、カウンセリングだけで点数が上がると期待している人、まずは英語への抵抗を下げたいだけの人です。高額なコースほど、無料相談で「1日何分、何を、いつまでにやるか」を具体化してから申し込むべきです。
申込前チェックリスト
- 受験予定日、申込締切、結果表示日、提出期限を確認したか。
- 現在スコアと目標スコアの差を、ListeningとReadingに分けたか。
- 週に確保できる学習時間を、平日と休日で書き出したか。
- 月額料金だけでなく、入会金、教材費、分割手数料、追加チケット、予約コインを含めたか。
- 無料体験で、講師の質よりも「自分の目的に合う教材を選べるか」を見たか。
- TOEIC専用対策なのか、ビジネス英会話・総合英語なのかを区別したか。
- 返金保証やスコア関連の表現について、条件と対象外を読んだか。
- キャンペーン価格だけでなく、2カ月目以降や更新後の通常料金を確認したか。
FAQ
TOEIC対策はオンライン英会話だけで足りますか?
多くの人にとって、オンライン英会話だけでは足りません。TOEIC L&Rは読む・聞くテストなので、公式問題集、教材アプリ、文法・語彙の反復が必要です。オンライン英会話は、リスニングへの抵抗を下げる、英語を処理する速度を上げる、仕事で使う会話力も伸ばす目的で使うと位置づけが明確になります。
2〜3カ月でスコアを上げたい場合は何を選ぶべきですか?
まず公式問題で現在地を測り、弱点が文法・語彙・読解速度なら教材アプリや公式教材を優先します。学習管理が苦手で予算を確保できるなら、PROGRITやトライズのようなTOEIC特化コーチングを検討します。会話慣れも必要なら、週2〜3回だけオンライン英会話を足すほうが現実的です。
ネイティブ講師を選ぶとTOEICに有利ですか?
ネイティブ講師が必須とは限りません。TOEIC L&Rでは、音声の聞き取り、語彙、文法、読解速度が重要です。発音や自然な表現を学びたいならネイティブ講師も候補になりますが、スコア対策では教材の質、復習のしやすさ、毎週の学習量のほうが結果に影響しやすいです。
TOEIC IPテスト付きのコースは公開テストの代わりになりますか?
目的によります。企業や学校への提出で公開テストの公式認定証が必要な場合は、IIBC公式の公開テスト条件を確認してください。IPテストはコース内の実力確認には便利ですが、提出先が認める形式かは別問題です。申込前に、提出先が求めるテスト名、実施形式、証明書の種類を確認しましょう。
無料体験では何を見ればよいですか?
講師との相性だけで決めず、教材検索、予約の取りやすさ、復習画面、解約・休会方法、追加費用を見ましょう。コーチングの場合は、無料相談で「あなたならこの教材を、この順番で、この時間だけやる」と具体的に説明できるかが大切です。抽象的な励ましだけで終わる場合は、他社とも比較したほうが安全です。
まとめ
TOEIC対策向けのサービス選びは、「安いオンライン英会話を毎日やるか、高いコーチングを選ぶか」の二択ではありません。受験日が近く、点数差が大きい人は、公式問題と教材アプリで形式を固め、必要に応じてTOEIC特化コーチングを使う。会話力も必要な人は、DMM英会話、レアジョブ英会話、ネイティブキャンプ、Bizmates、EF English Liveを発話量と実務目的で選ぶ。この順番で考えると、料金表の見た目に引っ張られにくくなります。
2026年はTOEIC公開テストの日程、受験料、リピート割引、各社のキャンペーンが変わる可能性があります。申込前には、この記事の表を入口にしつつ、公式ページで最新の料金、教材、保証条件、解約条件を確認してください。
参考情報
- IIBC「TOEIC Listening & Reading Test」
- IIBC「受験料・支払方法」
- IIBC「2026年度TOEIC Program公開テスト日程について」
- IIBC「公式教材・問題集」
- DMM英会話「料金プラン」
- レアジョブ英会話「レッスン料金一覧を教えてください。」
- レアジョブ英会話「ビジネス英会話コース」
- ネイティブキャンプ「レッスンの料金・プラン」
- ネイティブキャンプ「TOEIC対策」
- Bizmates「料金プラン・お支払い方法」
- EF English Live「オンライン英会話コースの料金」
- スタディサプリENGLISH「始めやすい!続きやすい!各コースの料金プラン」
- PROGRIT「TOEIC L&R TESTコース」
- トライズ「TOEIC L&R対策プログラム」
- トライズ「お客様サポート・お問い合わせ」
- ENGLISH COMPANY「コース・料金 -やり直しからビジネス英会話まで-」